人生真ん中あたり

長い人生、今がちょうど真ん中あたり。

知らない事・考えない事の方が幸せ・・な時もあるでしょうが

「人は、物を考えず、色々な事を知らない方が幸せなのかもしれませんね」


という事を、一回り以上年下の知人に言われて、言葉につまりました。


選挙の話からなんですけどね。


先週末は選挙でした。
受付時間が長かったので、私は仕事後に行きました。


その話から、雑談でこの言葉が出て来まして・・。


物を知らない事
出来ない事がたくさんある事


それを知っているのであれば、少しずつ出来るようになりたい、色々な事を知れるようになりたい・・・と思うのが人としての自然な姿だろうな、と思っていた私には、結構衝撃的な言葉でした。


「物を知らなければ、怒りを感じたり悩んだりする事がないし。知らない事は無い事と同じだから。あまり考えない方が良いのかな、と思う」


な・・・なるほど~・・・


・・・難しい所ですね!


問題は、私が


「考えない方が楽。知らない方が楽」


と言われた時に、「そんな事ないよ」「色々考えたり、世界を広げて行った方が良いよ」という事を、相手が納得できるだろう言葉で、話せなかった事です。


ぶっちゃけ、自分に関係ない事項についてならば、それはそうだと思います。


でも、どこか知らない遠い国の話、ではなく、これは日本の話でして。自分に関係してくるのでは・・?


世の中が、思わぬ流れになったとしても(極端に言えば、戦争とか?)文句は言えない、というのが一番分かりやすいかな。


その為にも、日本の行く先を一緒に考えて行った方が良い、と思うのですが。


おそらくそういう考えの人たちは、戦争になったらなったで、「仕方がない」と思うのかもなあ・・。


「判断に自信がないし・・」とも言ってましたが・・・コレね!


私だって自信ない!
「正しい判断をした」か、わからないよ~^^;


全ての政党/候補者の事を詳細に理解し、判断した訳ではありません。


今の自分にできる範囲の脳みそを使って、理解した(つもりになった)訳で・・・
その中での判断です。
1年後に、「やっぱあっちにすれば良かった」と思う事があるかもしれません。


100%?きちんと?理解できないなら、意味がない・・と、私は思っていないのです。


しかし、それにしても・・


人って、今よりも先に、未来に、右肩上がりの期待をするものではないんでしょうか。
(お金の話ではありませんよ)


良いものを取り入れて、どんどん変わって行く事が成長なのではないかなあ。
そしてそれは、誰もが持っている指向なのだろう、と勝手に思っていましたが、どうやらそうでもないらしい。


そう言えば、以前何かのコラムで、生まれた時から閉塞感ある時代に生きている2~30代の人は、「時代に適応する」事を何よりも是とする、という意見を読んだ事があります。


要は、変化を好まない、とのこと。
世の流れに、上手く乗って生きて行く事が一番、と考えていると。


どこまでホントの事かは、わかりません。
あくまでも1つの意見でしょう。


でも、世代的な性格というのは、確かにあるかも。


成長期にどんな時代を潜り抜けたか、って、性格形成の一助になっているはずなんですよ。


戦争を生き抜いたとか。
バブルが成長期にぴったり当たった人とか。


あと教育ね。
どんな教育を受けてきたか・・・でも、かなりのバリエーションがあるでしょう。


30代半ばの彼女が、自分ではどうしようもない事について、あまり考えない方が良い、と思うのは、当然の事かもしれません。


他人と話すと、色々な発見があって、面白いものですねえ・・。

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