人生真ん中あたり

長い人生、今がちょうど真ん中あたり。

スイカジュースと映画

連日40℃周辺を行ったり来たりしていた先週までと比べ、今週は急に過ごしやすくなりました。これでも30℃以上はあるようですが・・・でも全然マシです!


夏と言えば、のスイカジュース。


「見かけたら必ず飲む」というくらい、大好物なのですが、現在このお店ではLサイズを10%割引中なので、期間中何度も飲んでいます。


半分は氷で、言うなれば、スイカフラペチーノ?
頭がキーン!とするくらいの冷たさで、この時期にはぴったりです。




久しぶりに、2~3本まとめて映画を観ました。


エール!


ニューヨーク 最高の訳あり物件


ストックホルムケース



・・・の3本ですが、圧倒的に良かったのは、フランス映画の「エール!」。





あらすじ
フランスの片田舎の農家であるベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外、全員が聴覚障害者。ある日音楽教師トマソンに歌の才能を認められ、パリの音楽学校で行われるオーディションを勧められたポーラは喜ぶものの、歌声を聴けない家族から反対される。家族のコミュニケーションに欠かせないポーラは、考えた揚げ句……。



両親と弟の、家族3人がみな聴覚障碍者のため、ポーラは家族の中でも色々な役割を背負って生活しています。


いわゆるヤングケアラーにあたるのかな。


高校に通いながらも、牛の世話やマルシェでの自家製チーズの販売など、家業を手伝い、両親の「耳と口」として、あらゆる場所に一緒に出掛けて行ったり・・・結構忙しい。


最初はさほど興味もなく始めた「歌」に出会い、その道に進みたい・・・!と思うようになるのですが、、


自分がいなくては、とたんに立ち行かなくなるであろう、家族の事を考えると、葛藤があります。母親も「アナタがいなけりゃ、困るのよ!」と言ってくるし。


テーマはシリアスですが、コメディタッチの演出で、なかなか楽しく観れました。


アメリカ映画とは違い、下ネタがえげつなかったり、大きな盛り上がりに欠けたりするのですが、この映画はそれらすべてを含めても、とっても良かった。


映画の中で、パリに行って歌の勉強がしたい、と言う娘に母親が、


「あなたは聾唖者の心を持っている、なのに歌を歌うの?」
「次は牛乳アレルギーになった、とでも言うつもり?(家業は酪農)」


と手話で訴えるのですが、 ↑ これだけ見ると、ずいぶんひどい事を言う母親だなー・・という気もしますが、家族間って、割と本音でこういう「ひどい事」を言っちゃう間柄なのかもしれない。


家族の間は愛情がたっぷりで、お互いを思う気持ちが強いからこそ、葛藤も大きくなるんじゃないかな。


映画の途中途中で、色々素晴らしい演出が入っていて、しばらく動いていなかったハートの真ん中あたりが、すごく揺さぶられました。


ちなみに


この映画をもとに、アメリカでリメイクされた コーダあいのうた も有名です。むしろこちらの方が、観た人多いかも?


観てみようかしらん・・。

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