人生真ん中あたり

長い人生、今がちょうど真ん中あたり。

三人姉妹

トニーパーソンズの三人姉妹を読みました。


これ、10年くらい前に購入した本です。
例のごとく、本棚整理の一環として、手放そう・・と思っている本の読み返しです。


自室のすみっこに、捨てるか売るかする前に、もう一度読んでおこうかな・・・と思う本の山があります。
1冊ずつ読んで行っても、なかなか減らなくてねえ・・・断捨離が一向に進みませんw


トニーパーソンズの本は、他にも読みましたが、この本が一番面白かったように記憶しています。

世界は子供たち中心に回ってる! 母に捨てられた三姉妹。
コドモに振り回されずに生きようとする長女、不妊で悩む次女、三女の突然の妊娠。
それぞれの「家族の流儀」をめぐる決定版・21世紀の「妊娠小説」。英国発ベストセラー! ・・・Amazonより


妊娠がテーマの本、という事は、あとがきを読んで気付きました。


呼んでいる最中には、これは家族と女性の生き方の本だな、と思っていたので・・


妊娠が中心テーマである事に気付きませんでした^^;
言われてみれば、3人ともそれぞれが、男性ではなく、子供を求める辺り・・・妊娠小説といっても良いのかもしれません。


トニーパーソンズは男性なのに、妙に女性側の気持ちがリアルで・・・


なんだろう?
不思議な感じです。


男性の書く小説に出て来る女性って、どこか現実味の無い、良くも悪くも「フィクションの女」なのですが、この本にはそれがない。


そして、人生というのは、そもそも良い事も悪い事も、ごちゃまぜにやってきて、「予想通りの道を歩ける訳じゃない」というのが、良く描かれている。


これぞ、ザ・人生!
・・・と言う所が、とっても面白い小説でした。

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