若気の至り。あるでしょ?あるよね?
先日、ネットで面白い(と言っては失礼か)出来事を見かけました。
とある大学生3人が、
「フィリピン・マニラのスラム地区に行きたい!」
とクラウドファウンディングを立ち上げた所、たちまちツイッター上で炎上し、嵐のような批判にさらされた事件(長)です。
誰もが気軽に資金募集ができる、クラウドファウンディング。
私はめったに見ませんが、良くも悪くも「えええ?」という内容が、色々あるのは確かなようです。
件の大学生3人組ですが、すでに募集ページは消えてしまっているので、うろ覚えですが、内容はこんな感じだったと記憶しております↓
・募集金額は25万円
・目的は「マニラのスラム街に行く」事で、具体的に何をする・・・というのはなかった気が。主に「見に行く」そして、「子供たちとの触れ合いを通して夢を与える」というものだったように記憶しています。
問題は、彼らが、上から目線の甘ちゃん大学生で、人のお金を使ってする内容じゃないだろ、という事ではなく
その後のツイッター上での流れの面白さ。
いや、私も、この企画が流れて来て、内容を目にしたときに「アホか!^^;」と思いました。
見た人ほとんどがそのように思ったらしく、それはもう、すごい批判の書き込みだらけになりました。
その炎上度合が、思いがけないものだったのでしょうか・・・1~2日で、そのクラウドファウンディングは取り下げられていました。
するとどうでしょう。
あんなに批判一辺倒だった、ツイッター上の住人の中から
「外野の声に臆する事なく、やってみれば良かったのでは」
「若者のチャレンジ精神云々・・」
などという意見が見られるように。
・・・ツイッター、恐ろしい!!
いやー確かに「アホか」と思う内容ではありましたよ。
しかし、20そこそこの年齢のコなんて、多かれ少なかれ、アホではないですか?
自分が学生だった頃を思い返すと、ホントにバカで未熟で、周りの大人をかなり呆れさせていただろうな・・・・と、今になると思います。
色々な人にフォローされたり怒られたりして生きていました。
そして、色々言われていても、全くしみ込んでいなかった!「うるさいなあ・・」程度にしか、思っておりませんでした。
今の自分が、当時の自分を部下にしたいか、と言ったら・・・絶対に、お断りです!
だから、大学生3人組の突っ込みどころ満載の企画を目にして、「バッ・・・カだなあ・・」と思いつつも、そこまでつるし上げる気にもならなかった。
だって、若いって事は、出来上がっていない。
モノが分かっていない事なんだろうから。
(自分は若い時から出来が良かったよ!という方・・・スミマセン。そういう方もおります。)
ところで・・
この話の流れで、世の中には「スラムツーリズム」という言葉がある事を知りました。
文字通り、発展途上国の貧困地区を観光客が見て回る旅行を指す、とか。
私自身も、これまであちこちの「こ、こんな場所が・・!」って所を見てきました。
カメラを持って、ズカズカと土足で踏み込む観光客の1人です。
自分の中で「これは写真に撮れない(撮るべきではない)」と思う場面は、今は撮りませんが・・・。基準は、その人/場面が、観光客に関わっているかどうか、かなあ。誰だって、自分の日常生活を撮られるのは、いやですもんね^^;
でも若い頃は、その辺りも無頓着だったかも。
写真を撮った事で、怒鳴られて、追いかけられた事もありました・・・。
結論。
若い=バカ。