人生真ん中あたり

長い人生、今がちょうど真ん中あたり。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります

Amazon fire TV stickのおかげで、リビングのTVで、いつでも映画が観れるようになりました。


週に2~3本は観れるようになったかなあ・・・^^


公開当時、「あ。観たい!」と思っていたけど、結局観ずじまい・・・という映画も、ラインナップにたくさんあって、感激です!


この映画もその一つ。


ニューヨーク眺めのいい部屋売ります

画家のアレックス(モーガン・フリーマン)と、妻ルース(ダイアン・キートン)は、愛犬ドロシーと、ブルックリンの絶景が望めるアパートメントの最上階に住んでいる。


彼らの結婚生活も40年を超え、だんだんエレベーターなしの生活がつらくなってきた。


二人は不動産エージェントでめいのリリーに頼んでアパートを売りに出すことにするが……。(yahoo映画より)


とっても素敵な映画。


何十年も連れ添ってきた夫婦の、独特の雰囲気がとても良く出ているんですよ。


主演の2人が大物俳優なのはもちろん、不動産エージェントのリリーは、SATCのミランダ役の人だったし、TVシリーズ「アリー・マイ・ラブ」に出ていたリチャード役の人も・・。


あ!この人!・・と思う人がちらほら出ていて、細かい部分でも楽しめます^^


ハリウッドの娯楽大作も好きですが、人間の普通の生活を切り取った、ホッとする映画も良いものです。


西原理恵子の本で読んだのかな?


「数十年を連れ添った夫婦は、熟成したワインのよう」で、これは一朝一夕になれるもんではなく・・・。


当時40代バツイチだった西原理恵子に、今は亡き佐野洋子が「アナタこれから結婚しても、夫婦にはなれないよ」と言った、という。


(うろ覚え。たぶんそんな話の内容でした。この場合の「夫婦」とは、熟成した夫婦の事。誤解なきよう^^)


ナルホドね~・・・ナルホド・・・。


若く、危うく、愚かだった時代からスタートして、様々な事を一緒に乗り越え、少しずつ形を作っていく・・・という作業は、確かに一朝一夕にできるものではない。


途中リタイア(離婚)する人も多い中、ずっとそれを続けたという事は、宝石のように貴重で輝くものではないでしょうか。


映画の中で、時々、新婚時代の2人の想い出が挟まれるのですが・・


良い事も悪い事も、たくさんの経験と思い出を共有しているから、2人は血の繋がりある肉親よりも、強い絆で結ばれているんですね。


2人は黒人と白人の夫婦です。
おそらく今よりもずっと、差別が激しい時代に夫婦になりました。


子供ができず、2人で40年過ごしてきて・・・。


ラブストーリーでもあるんだけど、新婚時代のドラマチックな2人を映画にするよりも、足腰が弱ってきて、仕事もピークを過ぎて、精神も肉体も、もう若くはない2人を描く方が、グッと来る(私には^^;


・・・いや、むしろ最近は、中年以降の老年期の映画の方が、感動する事が多い。
おじいちゃん、おばあちゃん映画、大好きです。


良い映画。素敵ですよ。


おすすめです。

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